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入れ歯・ブリッジとの違い [インプラントについて]

歯のないところに歯を入れる方法は

のどれかしかありません。それぞれ一長一短がありますので、以下を参考にしてください。

入れ歯(義歯)

 比較的歯を多くなくした場合が適応となります。歯のない部分の型を取り、そこに人工の歯をピンクの床の上にくっ付け、それ自体をバネで自分の歯に引っ掛ける簡単なものです。

 歯をほとんど削る必要がなく、治療回数も少なくて済みます。しかし、咬む能力は非常に低く、どんなにうまく作っても、自分の歯の20~30%の能力しかありません。具体的にいえば、沢庵やイカ、タコが咬み切れない、リンゴを丸かじりするとはずれてきてしまう、などなどです。また、食事の後、ピンクのアゴの下に食べカスが溜まるため、毎食後きちんと外して水洗いをしないと不潔になります。違和感も大きく、「食べづらい」「食事がおいしくない」「口が臭くなった」「しゃべりづらい」などの問題が良く起こります。 またカンジタ菌の温床ともなりマイナス面が多い治療法と言えるでしょう。

ブリッジ

 歯のないところが比較的少ない場合が適応となります。歯のない前後の部分を削り(これが橋げた)、そこに人工の歯(橋)を作りますので、基本的には最低3本が1セットとなります。違和感がなく、咬む能力も自分の歯とほとんど変わらないのですが、「橋」の部分の人工の歯は、前後から支えられ、のっているだけの状態なので、食後、物が溜まりやすいです。

 最大の欠点は歯がない部分の前後の歯が、たとえ虫歯がない健康な状態であったとしても、削らなければいけないということです。また、本来の能力を超えて、過重な負担を強いることにもなるので、結果として、前後の歯の寿命を短くすることがあります。(例えば、歯が1本ない場合、前後の2本で3本分支えるので、単純に計算して1本あたり1.5本分を負担しなければならないことになります。)その他、歯の欠損が3本、4本と連続して続く場合にはブリッジでは対応できません。残っている歯を犠牲にして快適さを得る治療法と言えると思います。

インプラント

 咬む能力は自分の歯と同程度で、違和感もなく、発音にも苦労することがありません。前後の歯を削ることもないので、残っている歯に対してもやさしい治療法といえると思います。

 ブリッジと違い、歯のなくなった部分に実際「生えている」わけで、見た目も自然です。ブラッシングも行ないやすいと思います。機能的、審美的には欠点と言える欠点はありませんが、全身的に問題があり、抜歯程度の手術に耐えられない人は、残念ながら治療は不可能な場合もあります。また、重度の糖尿病の方は、感染しやすくインプラント治療には向かないと考えられます。その他健康保険は効きませんので、自費治療となります。金額等はそれぞれの歯科医院によって違います。